キャベツ栽培について(平成30年8月号)
★作型や品種の特徴★
キャベツの作型には、春まき夏どり、夏まき秋冬どり、秋まき春どり栽培などがあります。
夏まき秋冬どりでは、植えつけ後50日で収穫可能な極早生種、春波、味春、60∼70日程度で収穫可能な早生種、彩里、レンヌ、初秋、おきな、植えつけ後80∼90日程度で収穫できる中生種の湖月SP、四季獲、夢舞台、彩音があります。
★準備するもの★
元肥:牛糞堆肥、苦土石灰、JAたがわ専用48号
追肥:硝燐加安S646
★タネまき★
夏まき秋冬どりでは、7月中旬∼下旬にタネをまき、8月中旬∼9月中旬に植えつけ、11月上旬から収穫し始めます。
セルトレイにタネをまいて、発芽した苗をポリポットに移植する方法と、ポリポットを使ってタネまきし、間引いて1本立ちにする方法があります。家庭菜園での苗の数が少ない場合は、ポットまきがおすすめです。ポットまきは、培養土を入れた9㎝ポットにタネを5∼6粒まき、発芽したら3本に、本葉2枚で2本に間引き、本葉3∼4枚で1本立ちにします。本葉5∼6枚になったら植えつけます。
★植えつけ★
キャベツの苗は、タネをまいて育苗するか、育苗センター等で販売されるものを入手します。アブラナ科の代表的な連作障害、根こぶ病にかかると収穫が期待できません。植える場所は、2~3年アブラナ科野菜を栽培していない場所を選びましょう。土づくりは、植えつけの2週間前に、1㎡当たり100ℊの苦土石灰を散布し、よく耕しておきます。1週間前に、1㎡当たり堆肥2㎏と化成肥料100ℊを散布し、よく土に混ぜ込みます。幅60㎝、高さ10㎝の畝をつくり、株間40~45㎝をあけて植え穴を掘って、水をたっぷり注ぎます。水が引いたら苗を植えつけ、株元をしっかり押さえておきます。
★管理★
水やり
乾燥が激しい場合、たっぷりと水やりします。
追肥・土寄せ
植えつけ後、本葉が10枚程度に成長したら、株元に軽く土寄せし、化成肥料を1週間毎に2~3回与えます。2回目の追肥はその1ヶ月後。同様に土寄せし、肥料を与えます。
★収穫★
玉が肥大し、手で押してみて固く締まって入れば収穫適期です。収穫が遅れると、裂球することがあります。採り遅れには注意しましょう。
〈病害虫対策〉
問題点 | 解決策 |
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菌核病 | アフェットフロアブル 2000倍 収穫前日まで 使用回数は3回まで |
ハスモンヨトウ等 | プレバソンフロアブル5 2000倍 収穫前日まで 使用回数は3回まで |
◆農薬の使用にあたっては、ラベルの記載に従って使用してください。
◆肥料・農薬・種子については、各支所・グリーンセンターにて取り扱っています。
◆苗の注文については育苗センターにて行っています。