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マリーゴールド定植後の管理(H30年5月号)

・特徴

花径が7cm近くになるフレンチ系の大輪種。草丈約40cmと大きめで、株元から多くの枝が伸びこんもりとした草姿になります。観賞期間の長さも魅力です。

・栽培環境

メキシコ原産の春まき1年草です。発芽適温、生育適温ともに20℃以上の高温です。日当たりと水はけのよい環境を好みます。真夏の暑い時期はちょっと開花を休みますが、涼しくなると再び咲きます。開花期が長いので定期的に追肥します。草姿が乱れたら、切り戻しをすると再生します、花がらを小まめに摘みとるようにします。真夏の高温乾燥期に敷きワラをすると、乾燥を防ぎ地温を下げる効果があります。

・定植

日当たりと水はけのよい場所に、1㎡当たり完熟堆肥約3kg、化成肥料約50g(約2握り)を入れて深くすき込み、株間20~30cmで植えつけます。鉢、プランター、地植えどれでも向いています。

・管理のポイント

日当たりと風とおしのよい場所で、過湿にならないように水やりに注意して健康な苗に育てます。コンテナ、プランターの用土は、草花・野菜の土を使いましょう。60cmのプランターでは2~3株、18cm鉢で1株植えが標準です。観賞期間が長いので、2週間1回程度に、株あたり3~5gほどの化成肥料を施します。肥料を切らさないことは大切ですが、過度の肥料や特に窒素分の多い肥料は花付きを悪くするので注意しましょう。また、極度の乾燥、加湿にも注意しましょう。

・病害虫

病害虫とも少ない草花ですが株元に水がたまったり、風通しが悪いと立ち枯れ病がでることがあります。害虫では高温乾燥期のハダニがつきやすいので注意しましょう。

・楽しみ方など

草丈が40cmほどに伸びるので、花壇の背景や中央部に植えると立体的に見えます。切り花にしても豪華な飾りができます。またマリーゴールドには「ネグサレセンチュウ」の忌避効果があります。

また、マリーゴールドはコンパニオンプランツとしても有名です。コンパニオンプランツとは、育てたい野菜や浜野そばに植えることでよい影響をもたらす植物のことをいいます。「共栄作物」「共存作物」とも呼ばれます。コンパニオンプランツを植えることで、病害虫の被害が少なくなる、生育がよくなるといった作用があります。コンパニオンプランツには相性があり、組み合わせを間違えると互いに生育が悪くなってしまうので注意してください。

2018.05.02

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